Rookのケンです!
皆様、お元気でいらっしゃいますか?
今年はコロナの拡大に伴って、外出の自粛が叫ばれていますね。
トロントも外出自粛が始まり早1カ月半、外出がないということで春らしさを感じる機会も減ってしまったように個人的に思います。





加えて今年、2020年は5月に吹雪が発生するなど季節を感じる暇もないほど気象もあわただしい状況でしたが、カナダ的にはもう夏は目の前なのを知っていますか?

そうなんです。
5月の祝日、「Victoria Day」が非公式的にですが、夏の初めとされているのです!

※1年の祝日は以前のブログ「カナダの祝日はいつ?」からもご確認いただけます!

https://www.rookcanada.com/blog/canada-holidays-2019/



今回のブログではこのVictoria Dayについて解説してみました!



☆Victoria さんって誰?

カナダは現在エリザベス女王を元首としたイギリス連邦に加盟する国の一つで、カナダの形式上のトップは建国前からイギリス連邦国の元首である女王です。(カナダの歴史や政治などはまたいつかのブログにてお話できたらと思います)
そして、Victoriaさんというのは1837年から1901年までイギリスの元首として、現在の女王エリザベス2世に次いで2番目に長く務めたVictoria女王のことです。
Victoria女王だった時は歴史の授業を聞いていた誰もが知っているようにイギリスが世界の最先端を突き進んでいた時代でした。
そのため、世界史的にも世界各地を植民地化・半植民地化して繁栄を極めた大英帝国の象徴とともに、現在のイギリスやイギリス連邦諸国の礎を築いた女王として知られていて、その在位期間をヴィクトリア朝と現在では呼ばれています。







☆Victoria Dayにもニックネームがある!?

英語には日本人感覚でえ?それって必要?と思って仕方ないニックネームがあります。
例えば硬貨のニックネーム(NickleやLoonieなど)といったものですね。
Victoria Dayにも実はニックネームがあるんです!!

それはMay-Two-Fourというもので、5/24を指しています。

つまりこの日が実際のVictoria女王の誕生日なんですね。
今では5月のある月曜日がVictoria Dayですが、かつてのVictoria Dayは5/24に固定されていました。



☆Victoria Dayの歴史

Victoria Dayの制定は何と1845年まで遡ります。
当時はカナダは独立前でイギリスの植民地の一つであったため、イギリスの中でカナダ州という地区の一つとして存在していました。
日本ではもう間もなく黒船が来航することになる1845年、カナダ州議会で5/24をイギリス連邦国元首の誕生日として日本でも天皇誕生日のように公式に認知するという話し合いがあり、それ以来、5/24にイルミネーションや競技大会、コンサートなど様々な形で祝われ、独立後の1890年代頃には愛国の休日という風に変わっていきました。
それでも毎年イギリスよりVictoria Dayはこの日ですよ、と宣言されていて、イギリスと一緒にお祝いする日だったのですが、 1957年にはカナダ国内で5/25より一つ前の月曜日と制定するという法律ができ、それ以来イギリスの手を離れて独自にこの日を祝しているので、今日ではカナダだけが世界で唯一Victoria Dayをお祝いすることになったんですね。

ちなみにイギリスでは現女王エリザベス2世の実際の誕生日である4月21日とは別に祝日として6月の第1土曜日にも誕生日が設けられ、この6月の誕生日にVictoria Dayが便宜上組み込まれているそうです。
この通称Double Birthdayは250年以上続く英国王室の伝統で、イギリスそしてかつてのカナダ州では女王の誕生日を公式にいつに認知するという、日本では聞きなれないような話し合いがなされたのはこの伝統にしたがったということになります。





☆現在のVictoria Day

現在Victoria Dayは世界で唯一カナダのみが祝日としていて、5/24という固定の日ではなく、5/25よりも前の月曜日がVictoria Dayという形で変わっています。

今年はそのような理由から2020/5/18がVictoria Dayとされています。

例年ではVictoria Dayは花火が解禁となり、トロントではハーバーフロント、Woodbineビーチ、オンタリオプレイスやシティーホール前で花火が上がります。
また、他の祝日と同じでロングウィーケンドといわれるこの週末は多くの人がキャンプやピクニックなどの小旅行、もしくはバーやホームパーティなどをして楽しんでいます。



☆夏の始まりの由来

夏の訪れを告げるといわれるVictoria Day、調べてみると、例年違いはあるものの、たいていの場合はVictoria Dayの時期を境にして確かに気温が上昇しているようです。

Victoria Dayの日付前週の平均最高気温Victoria Day以降の平均最高気温Victoria Day前後での平均最高気温の差
20195/2014.57℃18.71℃+4.14℃
20145/1917.14℃21.24℃+4.1℃
20095/1815.47℃17.38℃+1.91℃
20045/2416.82℃16.58℃-0.23℃






気温以外にも、この日より例年では街のあちこちで毎週のように大きなパレードやフェスティバルなどが始まっていくことから、夏の雰囲気を運んでくれるシンボルとなっているようですね。

状況によっては外出自粛となってしまうかもしれませんが、それでも今年も夏がやってきます。
今年ならではの夏の過ごし方って何でしょうか?
Victoria Dayを機に今年の夏の計画を立ててみてもいいかもしれませんね!