2018.8.1 6:35 am

Featured Rooker Vol.2 – Mr. Ryoma Wakamatsu –

7月のRookerは
尼崎が生んだMr.どんとこい 若松遼馬です!


ある日オフィスに現れて、気づけばレギュラーメンバーとなったお兄さん的存在の遼馬君!
初めてオフィスに来て以来、イベントというイベントは毎回しっかり参加してくれて、2017年弊社スタッフのケンと飲んだ回数ランキングでも3本指に入ります。よく飲み、よく笑っていたのがとても印象的でした。
留学を終えたのは2017年10月、その後は仕事をしながら中学生の時から続けているギターリストとして、バンドを組んで貪欲にいろいろな経験をし、2か国目の留学として今年9月からオーストラリアに行くことが決定しています!
Rook卒業生の中でも特に、どこに行っても重宝される存在だろう、と思わせる彼からありったけの魅力を引き出してみたいと思います。


ケン(以降「ケ」) : こっちに来てからの遼馬君はすごい知ってるけども、どういう経緯でトロントへ留学に来ようと思ったの?

遼馬君(以降「遼」) : 僕は留学前は音楽の専門学校に通っていました。
中学校からずっとギターをしてて、高校生の時に聞いたジョン・メイヤーというアーティストにすごいはまった時期があったんです。とにかく声がいいし、ギターもめちゃくちゃうまかったんです。それでそれをよく聞いているうちに海外というものが自分の夢になったんです。最初は音楽の本場のアメリカに行きたかったんですが、やっぱりアメリカにワーホリがなくて、働くことや音楽の経験をすることについてのハードルが高いということが調べるとわかってきたんですね。
その時丁度そのタイミングで知り合いにトロントにワーホリに来ていた人がいて、話を聞いてトロントという町にとても興味を持ったんです。それからは専門学校を卒業して、半年間めっちゃバイトしてお金を貯めてきました。

ケ) : 海外の夢がアーティストさんからっていうの、ミュージシャンって感じですごいいいね!
じゃあトロントを留学先に選んだ理由はその知り合いの人の紹介が決め手だったの?

遼) : それが一番ですね。それに加えて、トロントはニューヨークとかボストンにすごい近くて、行こうと思ったらすぐ行けるっていうのが大きかったですね。
都市的にも大きいし、いろいろな人種がいるから、差別的なこともないと思ってここ(トロント)だなーって。

ケ) : 結構トロントを調べたんだね!じゃあ留学に来る前と来た後のトロントはそれぞれどんな印象だった?違いとかってあった?

遼) : ありましたよ!留学前はとにかくカナダだからとにかく寒そうだと思ってました!
あとは都会とはいっても、東京とか大阪の比ほど大きくはないとも思ってました。ここは合ってましたけども(笑)
一番ギャップを感じたのは人種の多さですね。まず到着して、人種の幅広さにびっくりしました!アメリカ程度でそこまでばらばらでもないって思ってたんで。
こっちに来てから思ったことっていうのが、みんな好きなように好きなことをしていたというですね。日本から出たから特にだと思うんですけど、衝撃でした。
あとは自分が音楽をやっているから見えたことだと思うんですけど、ストリートミュージシャンがすごい多いですね!当たり前のようにどこでもできて、それが当たり前のように受け入れられて、さらに当たり前のようにそんな人たちに街行く人がチップを入れたり、っていうのが日本にはない光景で新鮮でした。

ケ) : カナダと日本は小さいところに実は大きなギャップがあるもんね。音楽的な視点はアーティスト性ゼロな自分には興味深いよ! トロントの音楽シーンはどう?

遼) : ニューヨークと言えばJAZZというような、これ、というものはないけども逆に、いろんな人たちがいたからこそいろいろな刺激を受けましたね。音楽をやっている人たちはとくにトロントに来るのであれば、とにかくたくさんライブを見たほうがいいと思います!ライブが安いし、いろいろな音楽がいたるところで聴けるんですよ。友達のセッションで路上で演奏をしたことがあったりしたんですが、日本と違うのが、カナダの人はちゃんと評価してくれるって感じました。自分の頑張りや実力に対して評価、つまりチップが比例しているって。仕事でも同じことを思ってたんで、ここは音楽に限った話ではないんですけども。

ケ) : なるほどね。夏はJAZZフェスティバルがいろいろなところであったり、民族音楽の流れているところも多くて、これ、というものは確かにない気がする。ライブと言えばビッグネームのライブが結構な頻度でやってるからそういう人にはたまらない街だなーっていつも思うね! ここから遼馬君についての質問をしようかな。ちなみに留学前の自分ってどんな感じだった?

遼) : 人見知りだった気がします。まず初めての場所とか初めて会う人だったら素の自分は絶対に出しませんでしたね。
それから周りに流されがちだったって思います。当時はそうは思わなかったんですけど、留学から帰ってきて前こんな行動したかな?って思うくらい行動派になったと思ったんで、周りに流されてたなぁと感じますね。

ケ) : 全然想像できない(笑)やったりますよーみたいな、すごいアクティブに動いてた印象が強いからね!じゃあ、留学中に壁とか、苦労したことってあった?

遼) : ありましたよ、もちろん!

ケ) : そう?なんかいつもどんとこい、って感じだったから最初から大物感がすごかったよ(笑)

遼) : 表に出さないタイプなんです。(笑)一番最初がつらかったですね。現地オフィスのサポートとかも一切なかったんで、言葉が本当に分かんなくて。全部自分がやらないといけないし、そこが一番苦労しましたね。。
働き始めた後も、自分の言いたいことが100%伝わらないのがとにかくもどかしかったですね。言葉の壁は最初の半年間は特にずっと感じてました。
それから苦労というよりも驚いたのは時間の概念、特に電車ですね。
お店とかでも長い列がある中でレジとお客さんが長話してるし、並んでいる他の人たちも何も言わないし、それが普通ということがカルチャーショックでしたね。

ケ) : 文化の違いを受け入れるところが留学の最初で最大の壁だもんね。やっぱりいっぱい苦労したんだね。。その壁とか苦悩ってどう乗り越えていったの?

遼) : 言葉の壁を感じてどう、っていうよりも話さないことが最も悪いことって思っていました。とにかく聞いてしゃべりまくってました。

ケ) : 言葉が通じないっていうところは怖くなかったの?

遼) : 言葉が伝わらないことに恐怖は全くなかったんですよ。
もともとテストは10点くらいで、英語自体苦手だったから、逆に開き直ってたんですかね。言葉が伝わらないことが当たり前だったんです。
よしさんも同じように、ゼロからのスタートだからこそ、これ以上マイナスになることもなく、プライドを持つこともなかった、って言ってましたね。自分にとってもそれは本当にある意味よかったです。

ケ) : 自分を等身大でとらえるっていうのは留学では一番大事だからね。文化の違いについてはどうとらえていったの?

遼) : 深く考えすぎないようにしましたね。仕事で失敗したりして怒られたりしても、深く気にしない。
失敗は失敗で経験としてとって今後に活かして、切り替えていく、っていう感じです。

ケ) : 器がでかい(笑)抱え込むのは本当に良くないから、いい部分だけ吸収していく、理想的なマインドセットだと思う!
じゃあ、留学に来て自分の中で一番変わったと思えることは何ですか?

遼) : いっぱいあるんですけど、、、笑 すべては挙げきれないと思います。
でも、まず第一に思えるのは何でもチャレンジしようと思えるようになったことですね。
カナダに来た当時は、自分一人しかいない、(友達ができる前は特に)だからこそ、チャレンジしてみよう、失敗しても経験だ、って思ったんですよ。それからいろいろ精力的に動きました。

ケ) : それが俺が知ってる遼馬君だわ!

遼) : ケンさんと初めて会った時にもうそうだったかはわからないです(笑)
でもほんとうに、元の自分が分からないくらいに変わったと思えます。留学をする前は考え方とか若かった手と燃えますね。あの時の自分はおおらかではなかったし。ちょっと嫌なことがあるとイライラしてましたね。

ケ) : それは大げさでしょ?イライラした表情なんか見たこともないもん。

遼) : だから表に出さないだけなんですって。(笑) 落ち着きを覚えたと思います。そこから、物事はいろいろな視点から見るようになったと思います。

ケ) : 出会ったときから大人だったのに、もっと大人になってしまったのね。。 じゃあ留学が終わった今はどう過ごしてるの?

遼) : ケンさんにもたまにメッセージしてましたけども、最初は絶対にカナダに戻る、って思ってたんです。
それで日本に帰ってきて最初の半年間はずっとバイトしてお金貯めて、って過ごしてたんですけど、そのうち他の国も行って、いろいろなものを見てみたい、って思うようになったんです。自分でもいうのもなんですけど、まだまだ若くて時間もあるから、色々なものを吸収して、人生に深みをもてるようになりたいなって最近はとても思います。

ケ) : そこからオーストラリアにワーホリに行くっていう方向になったんだね!じゃあその後の展望とかはあったりする?

遼) : ありますよ!音楽、広く言えばエンターテイメントの方面の仕事に就くっていうのが今の僕の夢です。
カナダにいるときにいった旅行でエンターテイメントっていうものをすごい考えさせられたんです。それから、今度はそれを制作する方に携わってみたいって思うようになって、日本であってもどこであっても、仕事をするのであればそういう方向に進みたいって思います。
ということで、今年9月からはオーストラリアにワーホリで行くことにしました。
英語がペラペラというほどでもないんですけども生活するのに問題ないくらいのレベルだと思うんで、オーストラリアが終わった後の仕事も考えて、ビジネスレベルまで英語を引き上げて、英語をしっかり使った仕事をしたい、っていうのが今の当面の目標です。
それから今回の留学とそれ以降の人生はエンターテイメントにまつわるものだったらなんでも貪欲に吸収する、というのも目標です!

ケ) : オーストラリアでもがっつりかましていきそうだね!!そのままがっつり突き進んで!めっちゃ応援してる!!
じゃあ、これが最後の質問になるかな?過去の留学前の自分に会えたら言ってあげたいことってある?

遼) : 何かあったらすぐ連絡します!いい報告期待しててくださいね!
過去の自分に言いたいことは、「もっと楽しめ。」ですね!

ケ) : え??めっちゃ楽しんでたじゃん!

遼) : いや、まだまだできたと思います。自分の思う200%くらい楽しんで!どんどんお酒飲んで、人と会って、もっと遊べ!ってそういいたいですね!
カナダ留学で悔いがあるとすると、もっといろんな人と出会えたらよかったと思うんです。かなり出会ったけども、もっと、って本気で思えるんです。だからオーストラリアではやったりますよー!


光り輝く彼の魅力、伝わりましたでしょうか?
私の文才では伝えきれないことの方が多いですが、いつかどこかで若松遼馬という名を聞くかもしれません。
Rook留学センターは彼の活躍をカナダからこれからもずっと応援しています!
かましたれよ―!!!!

– written by –
Student Adviser
“Ken” Yoshinori Kasai