2021.12.23 12:45 am

Motone.Taniai さんのトロント留学

【自己紹介】
こんにちは、もとねと申します。大学建築学科4年生です。建築を学ぶきっかけもジブリだったくらいジブリが好きです。トロントには2020年2月から3月までの2ヶ月間居ました。


【留学のきっかけ】
大学1年の春休みに、マルタ共和国、エディンバラに合わせて2週間滞在しました。全く初めての人々の暮らしを、自分の目で見て触れる感触にすっかり魅了され、一年後の春休みにもう一度留学すると決めました。


【トロントに決めた理由】
カナダは英語が聞きやすいらしい、イギリスやアメリカに比べ安価なプランがあった、バンクーバーは雨でトロントが雪なら、雪の方が好き、人口の約半数が移民ってどんなところなのだろう、という理由でトロントにしました。


【語学学校】
Hansa language centreを選びました。授業料の安さに加え、通ってみると、魅力あふれる先生方と生徒に出会うことができました。中には移民としてトロントで暮らしている先生もいて、英語学習や海外生活の苦労をわかった上でサポートしてくださり、気さくな雰囲気も心地よかったです。アットホームなアクティビティも、人と話す良いきっかけでした。ここで出会った友人には楽しい人が多く、今でも連絡を取り合っています。留学の最後の2週間はコロナの影響でオンラインになってしまいましたが、帰国後も、Hansaのオンライン授業を受けることができ、一日の中の楽しみな時間でした。


【ROOKについて】
ROOKは留学エージェントに繋げていただきました。ROOKの存在は大きかったです。
私は留学前に、海外からのお客様が多い美術館のアルバイトなどで、英語はある程度備えてきたつもりでした。しかし、留学の初めは、新しい環境にワクワクしながらも、何を話すにも事前に言葉を準備して、それでも伝わらない時は案外ストレスで、一人で部屋に居たくなるようなこともありました。
ROOKには用事がなくても来ていいよと、初めてお会いしたときに言っていただけていたので、何も話すことが無くてもお邪魔していました。ROOKの皆さんは、似顔絵を描かせてくれたり、ボランティアに誘ってくれたり、他の留学生に繋げてくれたり、外に出ていくモチベーションを保つ存在になり、本当に感謝しています。


【留学を振り返って】
人や文化に偶然出会う、自分の価値観が変わる、これは私がトロント留学をきっかけに経験できたことでした。また、電車で席を譲るような簡単なことも、第二言語で話しかけた経験として重なり、自信になりました。 トロントが日本やマルタと大きく違うと感じたことは、街を歩いていて留学生だと思われないことです。普通に道を聞かれたりしました。私について少しお話させていただくと、私の髪は日本では珍しい強めの天然パーマで、小さい頃から周囲との違いを突きつけられる経験をしてきました。たかが髪ですが、人と違うことに対しトラウマを抱えていた私にとって、トロントで、見た目でジャッジしない人や環境の中に身を置けたことは、自信を持ち、自分が持っている偏見にも気づく、驚くほど大切なきっかけになりました。さらに、私がトロントで会った70人以上の方々は、どの国の人も、日本人も、自分で決断して行動している魅力があり、私も動こうと影響されました。
帰国後は、当然日本にも様々な人が暮らしていることを再認識し考えるようになったことに加え、今は留学前より気負わずに、少しだけ強く生きられるようになって来たように感じます。学校やホストファミリー、ROOK、心配でも連絡するのを堪えて応援してくれた家族をはじめ、トロントでお世話になった皆様、本当にありがとうございました!いくら滞在しても足りないくらい、毎日何かにインスパイアされたトロントには、また必ず行きたいと思っています。